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ルグランのデジタルマーケティングBlog | Convince & Convert
~買いたくなるキモチにさせるしくみとシカケ~

【米国発】2012年米国オンライン広告市場の予測、プリントメディアを抜く 

2012/1/23 月曜日

米国のデジタル・マーケティング調査会社eMarketerの今年の米国でのオンライン広告市場予測 (原文:US Online Ad Spend to Close in on $40 Billion)によると、今年(2012年)のオンライン広告の売上は2011年(去年)を23.3%を上回る、395億ドルが見込まれているとの発表がありました。

この結果、米国では史上初めてオンライン広告費が新聞と雑誌を合わせた、印刷広告費を上回ると言う予測が立てられています。また、オンライン広告の勢いはこの先5年間の見通しを見ても、若干の成長スピードの減少は見込まれるものの、依然成長を続け、2016年には620億ドルに到達すると言う予測が立てられています。

米国オンライン広告費の予想推移2011~2016

オンライン広告費 伸び率  (単位10億)

「“Advertisers’ comfort level with integrated marketing is greater than ever, and this is helping more advertisers and more large brands put a greater share of dollars online,” said David Hallerman, eMarketer principal analyst.」

eMarketerのプリンシパルアナリストDavid Hallermanによると、「これまでに以上に広告主、大手ブランドを中心に統合マーケティングに対する理解が得られている。広告主が安心して、オンライン広告へ投資を始めている傾向が見られていて、これがオンライン広告費への予算の増加を招いている」と語っています。

一方の印刷広告には、2012年には338億ドルの広告費が予想されていますが、この数値および、この先5年間の予測値を見ると下降現象がみられる状況です。特に2016年には新聞と雑誌を合わせた広告費がオンライン広告費の半分近くまで減少すると言う、衝撃的な発表がされています。

米国での印刷広告費 vs オンライン広告費の予想推移 2011~2016

オンライン広告費 雑誌広告費 新聞広告費 印刷合計  (単位10億)

しかしながら、テレビ広告については今後も少ないながらも伸び率を保っていく事が予想されています。テレビ広告に至っては統合マーケティングの観点から、印刷広告の様なオンライン広告からの予算の移行の影響は出ない見込みではありますが、こちらも2016年までには2011年に倍近い差があった広告費のマージンが大分縮まっていくことが予想されています。

米国でのテレビ広告費 vs オンライン広告費の予想推移 2011~2016

テレビ広告費 オンライン広告費 (単位10億)

全体の傾向としては、2012年の米国広告業界は6.7%の伸び率を見こんでいて、明るい材料が多くみられるようです。特に今年は、米国大統領選挙に関連したオンライン広告キャンペーンや、モバイル広告のさらなる伸びに注目がされています。今後もオンライン広告の勢いは続き、トラディショナルメディアの伸び率の鈍化を尻目に、2016年までには広告全体の3分の1を占める勢いが続くと予想されています。

さて、2012年の日本のオンライン広告市場はどうなるのでしょうか?残念ながら2011年は災害の影響を背負った年となってしまいましたが、本格的な復興の年となる2012年は広告業界から日本の復興と経済の活性化が始まる事に期待をしていきたいと思います。

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(by Kenta Umezu, Chief Operating Officer, Le Grand)


【SES】SESロンドン基調講演スピーカー発表 

2012/1/12 木曜日

ルグランでは、視察ツアーにお申込み頂いた方々と一緒に、2/21から開催されるSESロンドン に参加をすることになっていますが、昨日、基調講演のスピーカーが発表 されました。

今回講演するのはAvinash Kaushik 氏。

Avinash Kaushik

Kaushik氏は、Market Movite というネットマーケティング関連のオンライン教育ビジネスを手がける傍ら、Googleの「デジタルマーケティングエバンジェリスト」という肩書きで、Twitterブログ などを通じ、特にアクセス解析や効果検証など、デジタルマーケティングにおけるデータの分析手法について、積極的に情報を発信しています。日本語にも翻訳された『Webアナリスト養成講座 』 や『Web Analytics 2.0 』などの著者でもあり、欧米では業界の第一人者として広く知られています。

今回の基調講演のテーマは「Business Optimisation in a Digital Age“z”ではなく”s”なのがイギリスのイベントらしいですね…)」、あえて日本語に訳すなら「データ分析による事業の最適化手法」 といった感じでしょうか。

Kaushik氏のブログには「Occam’s Razor 」というタイトルが付けられていますが、これは「オッカムのかみそり 」という哲学用語で、簡単に言うと「ある事柄を説明しようとするときに、必要以上に多くの要素を持ち出して説明してはいけない」といった考え方を示しています。このタイトルからも、Kaushik氏のデータ分析へのスタンスがうかがえるような気がしますが、その中でも、2010年6月に書かれた記事「Win With Web Metrics(Web解析データで勝利を収める) 」は、今回の基調講演の予習にもうってつけの内容なので、この機会にご紹介をしておきたいと思います。

この記事でKaushik氏が訴えているのは「Web解析の目的は、無用に膨大なデータをちらつかせて周囲を圧倒することではなく、Webが企業の利益にどう結びついたかという視点に絞り込んでデータを収集・分析すべきである」ということです。

更にKaushik氏は、企業の利益に影響を与える要素を、以下の4点に集約した上で、

1. 製品やサービスの価格
2. コスト
3. 市場シェア
4. 市場規模

これら4つの要素に照らして、企業がどういう状況にあるのかを説明できないのであれば、そのような指標は分析しても意味が無い、と言っています。つまり、「計測できるから分析するのではなく、(企業の利益を最大化するための経営判断に)必要なデータのみを収集・分析せよ」 というのがKaushik氏からのメッセージです。

さて、SESロンドンで、Kaushik氏からはどんな話が聴けるのでしょうか?今から楽しみです。

なお、ルグランでは、引き続き、SESロンドンの視察ツアー 参加者を募集中です。 ツアーの詳細ならびにお申込み・お問い合せはこちら から。

株式会社コラボレート研究所:担当 村田・一篠
http://www.collaborate.co.jp/index.php/tourlist/106-tour289.html
Email: murata@cken.jp
TEL: 03-5487-8970
FAX: 03-5487-8971