2011/11/30 水曜日
ご存じの方も多いと思いますが、AdWordsでは、管理画面上で条件を指定することで、入札価格を自動的に調整する機能が提供されています。
代表的なものは、キャンペーンレベルで設定できる「単価設定オプション 」で、これは、日額予算の範囲内で、クリック数やインプレッション、あるいはコンバージョンを最大化できるよう、クリック単価を調整する機能です。(なお、ヤフーの新しいスポンサードサーチ Ver.3 でも、キャンペーン>予算と掲載条件の中で、クリックを最大化するための自動調整機能は提供されています。)
キーワードレベルでは更に詳細な設定が可能となっており、下図にある「自動化」タブを押すと、さまざまなルール設定ができるようになっており、平均掲載順位が変動したり、あるいは検索結果の1ページ目に表示されるために必要な入札価格を下回った場合に、入札価格を自動調整することができます。

この中で、今般追加されたのが、検索結果ページの上位に表示されるために必要な入札価格に自動調整する機能です。

この機能を使うことで、例えば、競合他社が入札価格を引き上げたりした結果、上位表示のために必要な入札価格が上がってしまっていないかを毎日指定した時刻にチェックして、必要であれば、上位表示に必要な水準まで入札価格を引き上げることが可能です。なお、この際、併せて上限入札価格を設定しておけば、それを上回る入札価格を設定されることはありませんので安心です。なお、設定できる項目は限られますが、最新バージョンのAdWords Editor(バージョン 9.7.1)でも、上位表示に必要な水準まで入札価格を引き上げる設定は可能となっています。

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2011/10/19 水曜日
日本時間の本日未明に、Googleが今後、Google.comでの検索をすべてSSL対応すると発表しました。
もう少し、正確に言うと、今後数週間以内に、AdWordsの管理画面や、Gmailなどを利用しているなど、ユーザーがGoogleアカウントにログインした状態で、Google.comで検索しようとした場合には、自動的にhttps://www.google.comにリダイレクトされるようになる、ということが行われます。Googleのアナウンス によると、検索結果の「パーソナライズ」が進む中、検索ユーザーのプライバシーを保護することが重要になることを踏まえてSSL化を決定した、というのが理由のようです。
このSSL化がもたらす最大の変化は、Google.comで検索したユーザーがウェブサイトに来訪した場合に、リファラー情報の一部が確認できなくなる、ということです。具体的には、今後、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを利用しても、来訪者が、Google.comで、どのキーワードを検索してサイトに来訪したのかは分からなくなります。
特にアクセス解析に携わっている方は、大変なことになったと思うかもしれませんが、少なくとも日本において、現時点では、天地がひっくり返るほどの変化は起きないと思われますので、その点は理解をしたおく必要がありそうです。
1. Googleアカウントにログインしているユーザーの検索だけが対象
検索関連の情報サイトSearch Engine Landが報じた ところによれば、Googleのマット・カッツ氏いわく、影響を受ける検索クエリは全体の10%未満であろうとされています。但し、今後、GmailやGoogle+の利用者が増えることで、ログイン状態でGoogle検索をするユーザーが増えることも予想され、また、将来的には、Googleが、ログインしていないユーザーの検索についても、SSL化を進める可能性もある、と指摘する専門家もいますので、いずれにせよ、今後のGoogleの動向には注意が必要でしょう。
2. Google.comでの検索のみが対象
日本からのGoogle検索する人の多くはGoogle.co.jpを使っていると思われますので、日本で影響を受ける検索クエリの割合は更に少なくなると思われます。但し、Googleのパンダアルゴリズムなども、当初はGoogle.comからスタートしましたが、徐々に海外のGoogleサイトにも対象範囲が広がっていますので、同様のことが起きる可能性はあります。
3. Google.comの自然検索経由での流入であることは確認できる
サイト来訪者が入力した検索キーワードは分からなくなりますが、Google.comからの来訪であることは引き続き、Googleアナリティクスでも確認が可能です。なお、GoogleアナリティクスのBlog記事 によれば、検索キーワードが確認できない流入については、新たに(not provided)というパラメータが用意されるとのことです。また、前出、Search Engine Landの記事 によれば、流入側のサイトもSSL対応している場合には、従来通り、検索キーワードも含めたリファラー情報は確認できるとのことです。なお、AdWordsからの流入については、今回の変更後も、従来通り、検索キーワード情報は提供されます。
また、流入キーワードの総数については、GoogleのWeb Master Toolを導入していれば、ある程度は確認できますし、そのデータの一部は、Googleアナリティクスでも確認できるようになっています。ただ、Google.com経由の流入について、キーワード別のコンバージョンなどを把握したいという場合には影響が出てしまいますが、上述の通り、現時点において、特に日本では、それほど大きなインパクトはないと思われます。
本ブログでも、今後の動向を注意深く見守り、みなさまにも情報を提供していきたいと思います。
(by Rod Hiroto Izumi, Founder & Co-CEO, Le Grand)
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